カテゴリ
全体 自己紹介 イタリア生活 イタリアの政治 日本の生活あれこれ お気に入りの本・映画 南イタリアの街と島 イタリア家庭料理 フィレンツェおすすめのお店 ローマの素敵な場所 フィレンツェおすすめの場所 ローマ、ここがウマい! 緑のあふれるウンブリアの街々 食事とワインの組み合わせ 本日の一杯 未分類 最新の記事
以前の記事
2015年 02月
2015年 01月 2014年 12月 2014年 11月 2014年 09月 2014年 08月 2014年 07月 2014年 05月 2014年 04月 2014年 03月 2014年 02月 2014年 01月 2013年 12月 2013年 11月 2013年 10月 2013年 09月 2013年 08月 2013年 07月 2013年 06月 2013年 05月 2013年 04月 2013年 03月 2013年 02月 2013年 01月 2012年 12月 2012年 11月 2012年 10月 2012年 09月 2012年 08月 2012年 07月 2012年 06月 2012年 05月 2012年 04月 2012年 03月 2012年 02月 2012年 01月 2011年 12月 2011年 11月 2011年 10月 2011年 09月 2011年 08月 2011年 07月 2011年 06月 2011年 05月 2011年 04月 2011年 03月 2011年 02月 2011年 01月 2010年 12月 フォロー中のブログ
エミリアからの便り amo il cinema パリ近郊のカントリーライフ フィレンツェ田舎生活便り2 北イタリア自然派生活 スロースローカラブリア ローマより愛をこめて シチリア食通信 、時々イタリア シチリア時間BLOG 2 晴れたらいいね♪ ボローニャとシチリアのあいだで 絵と毎日とおしゃべりと ... 記事ランキング
ブログジャンル
最新のトラックバック
ライフログ
検索
タグ
その他のジャンル
ブログパーツ
ファン
画像一覧
|
2010年 12月 19日
さてさて、前日の記事で出てきた占星術の先生ですが、「明本歌子」さんといいます。
VOGUEやVOCEなど、たくさんの女性雑誌にも、その生き方が取り上げられていますよ。よしもとばななさんの日記にも登場していました。 明本歌子さんのプロフィールは、 1935年生まれ、有名な作曲家の父を持ち、幼少のころに自身も作曲家・ピアニストとしてデビュー。東京芸術大学を卒業後、現代音楽家の高橋悠治氏と結婚し、渡欧。後、NY移住。そこで出会ったイラン人銀行家と再婚。NYでリンゼイ・ケンプと出会い、カンパニーのおさんどんを担当。そこで出会った22歳年下の英国人ダンサーと再婚。離婚を経てハワイ移住。そこで、サーフィンと占星術の研究に没頭・・・。 詳しいことは、彼女の著書「コズミック・ファミリー」に書かれています。(残念ながら現在絶版) 本にはストラヴィンスキーやクセナキス、NY時代の、若き横尾忠則や篠山紀信、勅使河原宏らとの交流、ロックがカウンターカルチャーとして盛り上がっていく時代の様子、自身のコンサートにはあのスーザン・ソンタグも来たことも書かれていて、そういう意味でも面白い本です。 歌子さんは今でも元夫や恋人、そしてその奥さんや子供たちととても仲が良くて、著書の通り、この地球でコズミックファミリーを形成しています。奇跡みたいな話ですね。 そんな歌子さんに、初めて占星術をやってもらったのも、ひょんなことからでした。 占いも重要かもしれないけど、歌子さんの家がまた素晴らしく素敵。「高い豪華な家」ってことではありません。(ごく普通の古めのマンションです。)歌子さんのおうちは本当に居心地がよくて、どうやったらこんなにかわいくて素敵な空間ができあがるんだろうっていつも不思議に思います。高いものは一つもなくて、でもものすごくオシャレでかわいくて、あったかーいおうちなんです。横尾忠則も、「日本じゃないみたいだなあ」といっているとか。 彼女の人生観がそのまま表れているような、そんな空間なんです。なかなかできるものではありません。なんといっても「生き方」が問題なんですから。 11月末に、歌子さんに連絡すると、「イタリアに行く前に来なさいよ!」と言ってくれて、トントン拍子に話が決まって、またお会いすることができました。 いつものように、午前中は泳ぎに行きます。75歳になっても、「泳がないと老けちゃうよ!」。 毎日ビキニでバリバリ泳ぐ歌子さん。素敵です。 「私はいつも、迷った時には心の声を取るの」 「たいていの人が、常識にとらわれて生きているでしょ。その人らしく生きる可能性を捨ててしまっているのね」 プロフィールに書いてあるように、歌子さんは3回も結婚して、そして今は一人で自由に生きています。昔は1回目の結婚を守り通すのが普通だったことを考えると、かなり「非常識」だったことでしょう。が、彼女は心の声を尊重して生きていた。自由にエネルギッシュにありのままに、自分をあいしながら生きている。 「生きることが芸術になるっていうのは、こういうことなんだな」と思います。 プールへの行き帰りでの何気ない会話、お菓子をつまみながらの何気ないおしゃべり。歌子さんが作ってくれた、おいしいスープ、干しブドウとレンズマメ入りのクスクス。今思い出すと、すべてがいとおしくなるような、そんな時間でした。 歌子さん、ありがとうございました。
by turezure-italia
| 2010-12-19 14:53
| 日本の生活あれこれ
|
ファン申請 |
||