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2011年 04月 23日
太陽の光は強くとも暑すぎず、実に気持ちのいい日が続いているフィレンツェ。
せっかくワインの有名なトスカーナ州にいるんだから、ワインと春の柔らかなトスカーナの緑を楽しまなくちゃもったいない! というわけで、フィレンツェ在住・ソムリエの資格を持ち、ワインのインポーターの仕事も手掛けているみらいさんにコーディネートをお願いしました。 イタリア人のソムリエ・リッカルド氏の運転で、一同「キャンティ・ルフィナ(Canti Rufina)」へアンディアーモ! キャンティというと、日本ではワインのキャンティ・クラシコが有名ですよね。特にずんぐりむっくりした、藁に包まれた瓶、アレですよ、アレ。 キャンティは地域名で、非常に広範囲に渡っています。今回行ったキャンティ・ルフィナはキャンティ・クラシコを作っている地域とはまた別の地域で、非常においしいワインを作っているところです。特に、地域名がそのままワイン名にもなっている「キャンティ・ルフィナ」はイタリアでDOCGに指定されています。また、ワイン作りの歴史も古く、メディチ家がこのあたりでワインを作らせていたとのこと。 フィレンツェを出発してから約20分、なだらかな山に囲まれた、緑豊かなキャンティ・ルフィナに到着。フィレンツェからたった20分でこんなに緑が多くなるなんて、びっくりです。 最初に行ったワイナリーは「I VARONI」。みらいさんによると、まだ日本に輸出されていないものの、非常にクオリティーの高いワインを作っているワイナリーとのこと。一体どんなワインがあるんでしょう。 こちら、色とりどりのセメントタンク。こちらでブドウ果汁を発酵させます。ステンレスのタンクには、発効したブドウ果汁を寝かせるのに使っています。 こちらは貯蔵用の中樽。これぞワイナリーといった風景ですね。 こちら、ヴィン・サントの貯蔵部屋。小樽が並んでいます。壁や天井、床、部屋のすべての部分にヴィン・サントのかぐわしい香りが染み込んでいました。思わずうっとり…。飲んでもいないのに陶然としてしまいます。 お待ちかねの試飲タイム。試飲したのは、樽から瓶に詰めたばかりのロゼ、キャンティ・ロッソ(3か月ほど寝かせたもの。安価で普段飲みに良し)、キャンティ・ルフィナDOCG(1年樽で寝かせています)、そしてあまーいヴィン・サント。どのワインも、素晴らしい味でした。肴にサラミでもあったらなー、、、残念!! さわやかな風が吹き抜ける中での、満足のいく試飲でした。 今回色々な説明をしてくれたオーナーから感じたのは、代々から続いてきたワイナリーの余裕と、ワイン作りに対する自信ですね。コルクの栓だけでなく、空気の通る、貯蔵に適したシリコンの栓を使うなど、研究にも余念がない様子。さすが、な感じでした。 気が付けば、到着から2時間半が経過。次のワイナリーに急がねば…。 次回に続きます。
by turezure-italia
| 2011-04-23 01:40
| イタリア生活
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