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2011年 05月 23日
引っ越しって本当に大変です。何がって、引っ越し前は荷物をまとめ、そして引っ越し後は荷物を出して部屋を整え…。というわけで現在、部屋を整えることに追われてます。
さて、万年筆のエントリーで登場したF君に、私は部屋の下見の段階で荷物を預かっていてもらっていたんです。居を構え、悠々自適の独身生活を謳歌しているF君の家なら、私のスーツケース一個分の荷物を置くスペースもあるだろうということでお願いしていたんです。 土曜日、さすがに仕事もなかろうとF君にアポを取ると、「天気がいいから自転車に乗ろう。その後で荷物を車で運んであげるよ。スポーティーな格好で最寄駅で待ち合わせよう」。 というわけで、私は指示通り、スポーティーな格好でもちろん足元はスニーカーで最寄駅に行きました。すると車で登場したF君、なんとジーンズ姿ながらシャツとジャケット着用。一体どういうことかと尋ねると、「計画変更。今から車を見に行くけれど一緒に来る?」。行かないと結局荷物も受け取れないじゃん!大体アンタの指示ですぽーてぃーな恰好してきたのに、これからお店に行くだと? ま、仕方がないですね。 何でも車を買い替えたいそうで。初めはベンツの天井がオープンになるやつが欲しかったらしいですが、中古でいい物がなく、結局2人乗りの「Smart」で見積もりを出してもらってました。日本の軽自動車みたいに、税金や保険が安く、燃費もいいので、週末にしか車に乗らない自分にとってはいいのだそうで。へーえ。 でも「Cooper MINI」も気になるらしく、そのお店でも見積もりを出してもらっていました。 どちらにするか月曜までに決めるそうです。私だったら最低2週間は考えるけどねー。というより、車を買い替えないで家のローンを早めに返すと思うな。と余計なお世話なことまで考えてしまいました。 車の店に連れまわしてしまったお礼にジェラートをおごってくれるというので、連れて行ってもらったのがこのお店。地下鉄A線「Lepanto」駅からショッピングストリート「コーラ・ディ・リエンツォ」通りの間にある、地味な通りに面した地味なジェラテリア。 ですが、入口で番号札を取ると、なんと30人待ち!こんなに人があふれています。 一番小さいコーンは2ユーロで、3つ味が選べました。今回は、ピスタチオ・ラム風味のチョコレート・イチゴという組み合わせにしました。クリーム系の味が2つにフルーツ系が混ぜました。イタリア人によっては、「クリーム系・フルーツ系、それぞれ統一するべきだ」とうるさいことを言ってくる人もたまにいるんですが、全部クリーム系だと重いし飽きるので、大概フルーツ系を混ぜてしまいます。もちろん生クリームを載せてもらいました!味は、ローマの老舗ジェラテリア「ジョリッティ」よりおいしいと思いますよ! さて、これで荷物を運んでもらえると思ったら、「靴のいいお店があるんだよ!」。本当に質の良い靴が、お得な価格で買えるそう。70%が男物、30%が女物、といった品揃えでした。私はバレエシューズを試着しようとしたら、37サイズからしかないとのこと。私は36サイズなので、残念ながら買い物対象になる靴はなし。夢のようにやわらかい皮だったので、試してみたかったのに、残念。。 いくら買う気がなかったとはいえ、試着できる靴がないのはつまらないものです。F君を見ると、試着しまくり、結局2足買っていました。車といい、靴といい、この人、本当に買い物が好きなんですねー。 店員さんは私をかわいそうに思ったのか、ビーチサンダルをくれました。「いまや大半のゴムは中国で生産されているけれど、これは正真正銘イタリア製です。履き心地の違いは履いた瞬間から感じていただけると思いますよ」とのこと。色合わせがオシャレで、イタリア製って感じです。 実はビーチサンダル欲しかったところだったんです。嬉しい! それでやっと荷物を車に積み、家に運んでもらいました。長い一日でした。が、いいジェラテリアを教えてもらいました。さらに、ある「買い物好きイタリア人の半日」を観察することができました。
by turezure-italia
| 2011-05-23 09:52
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