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2015年 02月 28日
2月中旬、仕事を終えて家に帰ると、ルームメイトのラウラとビアンカがワインを飲んでくつろいでいた。楽しそうじゃないのよ、と言ったら、ラウラが「ちょっと座ってワインでも飲もうよ。おとといは私の誕生日だったでしょ」とグラスにワインをジャンジャン注いでくれた。
この人たちは根っからの自由人なのですね。なので、いい加減な部分もあるんだけれど(主にキッチンの洗い物など)、おおらかで楽しい人たちなのですよ。たわいもないことを話しているんだけれど(ろくな男がいない!いい男をみつけようじゃないか!とか。弱い男はいらん!とか)、ワインも入って結構盛り上がった。 で、もう今日は家じゃ食べたくないね。ここはパーッと外にご飯を食べに行こう!ということになり、向かった先は彼女たちがお気に入りのレストラン、La Zanzara(ラ・ザンザーラ)。Zanzaraって蚊という意味の単語。結構いいワインも置いていて、私の持っているワインのガイド本にもおススメレストランとして載っていた。 (写真は昼間のものです) ここは、ヴァチカン近くのショッピング街、コーラ・ディ・リエンツォ通りから一本入ったところにあり、この辺りに行ったときには便利に使える。私の家からも結構近いので、酔っていたこともあり、歩いて行った。 いつもここは混んでいる。中の席はいっぱいだけれど、二人は喫煙者なので、外のテーブルを御所望。寒がりの私はストーブの側に座って何とか暖をとった。身体は冷やしたら温めるのが大変だし寒いのが嫌いなので。 ラウラよりワイン選びを命じられた。高くなくて美味しい白。ピノ・ビアンコにした。ピノビアンコはデリケートな風味で私の好きなぶどう品種。 チーズとサラミの盛り合わせとワインでまずは乾杯。今日はたくさん飲みたい気分。 肉好きな彼女たちは、セコンドに牛フィレ肉のグリルを頼んだ。私も今日は肉を食べちゃおう!この肉は焼き加減が抜群、脂身が全くなく、柔らかくて美味しかった! ここは美味しいけれど、お値段も結構いい。ワイン一本、サラミ・チーズの盛り合わせ、フィレ肉で、一人42ユーロでした。 ここの本当のおススメはね、アペリティーボ。前に同僚たちと行って、ワインを1本頼んでみんなで飲んでいたら、次々とフィンガーフードを持ってきてくれて、しかもすごくおいしいの。結構それでお腹がいっぱいになって、お値段はワイン一本分だけ。この時は赤ワインのバルベーラにしたけれど、安くて飲みやすくてみんなにも大好評。 安くて楽しくて美味しい。ここは絶対にアペリティーボがおすすめ。 もちろん食事も美味しかったし、フィレ肉も美味しかったし、おしゃべりも楽しかったから今日はこれで満足。 La Zanzara 住所 Via Crescenzio, 84, Roma #
by turezure-italia
| 2015-02-28 02:14
| ローマ、ここがウマい!
2015年 02月 13日
私の働く超地元会社はテルミニ駅側、という全く食の面でも期待できないところにある。こ美味しいレストランが近くにある、というのならじゃあお昼に行ってみよう、とか、今日は何を食べようか、なんていう気晴らしもあるんだけれど、それもなし。中華レストランは普通に美味しいところがあるけれど、何だか飽きてしまった。
お昼の時間も実は短いことが発覚したので、お昼は持っていくか、近くの切り売りピザ、または近くのバールがお昼は食事もできるので、そこのパスタをテイクアウト。 今日は木曜日で、ローマではイモのニョッキを食べる日。バールに行くと「ニョッキがおススメ!うちのスペシャルメニューなんだから!!」と言うから買ってみたけれど、つなぎの小麦粉の量が多いのかすいとんのミートソースがけって感じだった。まずくはないけど、まあ、そこまで美味しくない。 で、お昼の楽しみというと、食ではなく、ネットで松岡正剛の書評「千夜千冊」を読むこと。もう千冊とは言っているけれど、もう1500冊分の書評になっていて、ほほう!なんて本まで取り上げられていておもしろい。 今日は、盲目の音楽家・宮城道雄のエッセイ『雨の念仏』の書評http://1000ya.isis.ne.jp/0546.htmlを選んだ。 宮城道雄というと、小学校の音楽の授業で聞いた筝曲『春の海』を覚えている。でもそれくらいかな。 やっぱり日本のいわゆるクラシック音楽は、武満徹を始め、あまり聞く機会がなく、西洋のクラシック音楽一辺倒になってしまう。結構残念だ。ゴジラのテーマ曲作曲家の伊福部昭も素晴らしい曲を残しているけど、手に入れるのは難しい。私はNHKFMの大ファンだったので、まめにHPチェックしてせっせと聞いてました。今思うと本当にくそ真面目でしたけど。でも新鮮な発見もあったと思う。 今はネット音楽が普及しているから簡単に手に入るのかな。 で、このエッセイに戻ると、宮城道雄は盲目だったから、その分耳や他の感覚がべらぼうに優れていて、なぜかたいていの時刻も当たったらしい。松岡正剛曰く、「こういう感覚が、あの音楽を作り出していたかと思うと、やはり想像を絶するものを感じる」。本当にその通りだ。そのような観点で、もう一度宮城道雄の音楽を聴いてみたい。 以下引用なんだけど、 宮城は春の朝がとても好きらしい。南風が頬をなでる感覚が格別らしく、いつも仕事をする気になるという。 ・・・いいなあ、こういうの。きっと日本の南風とイタリアの南風は違うんだろうなあ。 あ、ちなみに日本の太陽の光はとっても霞がかって優しく、イタリアの太陽の光は目がくらむほどストレートでまぶしい。だから日本人のファンデーション、日本じゃ白浮きしなくても、イタリアの直線的な光の下ではバッチリ白浮きする。 また、以下引用。 夏は夜である。蚊遣の匂いと団扇の音がいい。夏は家々が窓や戸をあけるので、物音も広がっている。蚊の音さえ篳篥(ひちりき) に聴こえる。 初秋になってすぐわかるのは風の気配というもので、そのとたんに空気の密度が澄んで、それをそのままうまく運ぶとこちらの頭も澄んでくる。 冬は蜜柑である。まだ出たての皮が堅くて、それでも撫でると光沢が指に伝わってくる蜜柑に出会うと、ああこれが冬だとわかる。しかも障子が閉め切られ、長火鉢に火がおこっている。意識はしだいに狭いものにむかって集中する。 ・・・いいなあ。こうやってしみじみとその時々の季節を感じらるのは。でも誰もが出来るわけではないね。やっぱり宮城道雄が盲目、ということが大きい。その分他の感覚が恐ろしいほど発達しているから。 昔へレン・ケラーのエッセイを読んだけれど、彼女は一人で湖に行ってボートを漕いだりした話が印象に残っている。岸辺に咲く花の香りを辿ってボートをこぐのを楽しんだらしい。 こうやって、何かの感覚がない場合は別の感覚が絶対に補ってくれる。だから感覚が欠けているということはないんだ!!と美術家の荒川修作さんが何度も言っていたのを思い出す。 そう、五感、六感の感覚をトータル100として、もし視覚が欠けていたら、その分聴覚や触覚、嗅覚に補完されて、いつでもトータル100。そういうことなんだ。 このエッセイ、日本に帰った時にぜひ探してみよう。ぜひ読んでみたい。 私ももう少し、忙しいだのやってられんだの言ってないで、色々と感じてみよう。 すいとんのようなニョッキを食べながら、しばし忙しい日常を忘れていました。 #
by turezure-italia
| 2015-02-13 02:54
| イタリア生活
2015年 02月 04日
今はイタリアの会社で働いています。もう超地元密着企業。で、その中の日本語セクションを担当してます。
オフィスにいるのはイタリア人ばかりで、外国人は私だけです。 しかし、元々は家族経営的だったのがちょっと規模拡大したのか、っていう程度の会社なので、メンタリティーはやっぱり家族経営のままなんですよ。 オフィス責任者が「今日は○○ツアーに何人客がいるんだ?」と尋ねると、オペレーターの一人がすかさずイタリア語ツアーが○人で~」なんて答えるんですけどね。もう私には「おい、今日は生ハムの注文はいくつ入ったんだ」「パルマの生ハムが●●グラム」と答えているようにしか聞こえませんよ。 隣にあるハム屋と変わらないんじゃないかな、メンタル的に。日本だったら、「戦略的マーケティング」って感じになるんでしょうけど。 人が集まらなかったからってツアーを急に中止にすることも過去結構あったみたい。基本的に西洋人って、ツアーが中止になっても「そうか、しょうがないね。じゃあ別のに申し込んでみようか」くらいで終わるみたい。やっぱり滞在日数も長いし、ゆったりした旅行をしているからだろうか。だから、大事にはならない。だからこの会社もね、もう謝ったんだしいいでしょ、できないものはできないんだよ、程度の対応で終わり。でもね、日本人は旅行日数も短いし、だから予定を一杯詰めている。この違いは大きい。 オフィスの人々もお客もこういうゆるい感じで全てが動いていく会社で、私はもろに日本の会社をクライアントとしているんだが。。。これがもう本当に大変で。。。私がきちんと仕事をこなして、何事もなければいいうちはいいんです。でも何かあった場合は、このゆるいハム屋並みの会社とときちんとした日本の会社の間で板ばさみ。一度日本の会社にOKって言った以上は、取り消せないんですけどね。これをわかってもらえないんだよ。説明しても無駄だから、一人でどうにかするしかない。誰も頼れない。何とかしてくれー。もう神様に頼むしかないな。 …こんなんだから、仕事の後に飲むお酒がますますおいしくなっちゃって。さ、これから飲みに行っちゃお! #
by turezure-italia
| 2015-02-04 03:04
| イタリア生活
2015年 01月 17日
ローマは広いので、働いている場所、住んでいる場所によって、いくら人気のゾーンであっても行かなくなってしまうことが多々ある、私にとっては、ナヴォーナ広場周辺。
家近所から出ているバスだと、ちょっと歩くし、かといって、地下鉄でテルミニ駅の方まで出てバスに乗って、というのは限りなく面倒。 で、全然行かなくなっちゃった。でもいい店が結構あるんですよね。ワイン友達がFace Bookに写真を載せていたのを見て、久々に思い出した。Il Gocchetto(イル・ゴッチェット)。ワインセレクトに定評があって、雰囲気もいいし、久々に仕事帰りに行ってみようかしら。 と思い立ったが吉日。フラッと一人で行ってみたよ。当時はワインを勉強し始めたばかりだったから、いいセレクトかどうか、右も左もわからない状態だったけど、今はどうかな。ちょっとうきうき。 お店はこんな感じです。 いつものように画像拝借。 着いた時は、7時だというのに、私の後に人が次々と入ってきてあれよあれよという間に立ち飲み者続出。私はカウンター側の席をキープ。 ここはワインが1杯4ユーロから15ユーロで飲める。白、赤、スプマンテ、シャンパン、ビールからコーラまで、酒のアテもガラスケースにたくさん並んでいる。今日の気分は赤。赤を飲むぞ。 というわけで、1杯目。4ユーロから5ユーロのラインで選ぼう。私が選んだのはバルベーラ・ダルバ2013年もの。通常バルベーラははじけ飛ぶような果実味が特徴だけれど、これはもっと暗い感じ。森の果実がなるちょっと暗い森を歩いているよう。媚がないきりっとした味でなかなか。 2杯目。ピノ・ネロ2012年もの。トレンティーノのものなので、ちょっと期待できる?フランスでは主流のピノ・ネロ(ピノ・ノワール)ですが、イタリアでも作られている。でも気難しい葡萄なので、おいしく作るのは大変、といわれている。私好きなんですよね、ピノ・ネロ。上品で。これも悪くなく、イタリアらしい田舎臭さをたたえながらも、ピノ・ネロらしいエレガントさはしっかり保っていた。でも、これ、フランスのおいしいのを飲まないと、きっと何とも言えないなあ。私は好き。でも隣のおじさんは、酸味がきついと言っていた。しかしおかわりしていたから気に入ったのだろう。 よせば良いのに調子にのって3杯目。ロッソ・ピチェーノ1999年もの。ロッソ・ピチェーノはアブルッツォ州の州都アンコーナ辺りで作られているワインで、葡萄品種はサンジョヴェーゼとモンテプルチャーノという、とってもイタリア中部らしい2品種で作られるワインです。サンジョベーゼからはトスカーナを代表するキャンティなんかが作られるし、アブルッツォではモンテプルチャーノからものすごい数のワインが量産されている。しかもアメリカのワインジャーナリストは、「まずいモンテプルチャーノ・ダブルッツォはない」と言っていた。 ま、能書きはどうでもいいんですけど、やはり99年というと、うわ、どうしよう、というワクワク感を抑えられないです。もう香りからして、発酵臭がすごい。漬物みたいなにおいとか、キノコの香りとか、プルーンジャムのやらさくらんぼのリキュール漬けのにおいやら。すごい。いや、でもやっぱり深い深い森の香りだね。地面の湿った感じ、湿ったところにキノコがあったり、落ち葉が腐葉土と化していたり。なかなか面白い。 しかし、3杯はちょっと、かなり上機嫌なのはいいんですけど。 やっぱりここはワインのセレクトもいいと思うし、雰囲気も楽しいし、イお勧めです。 #
by turezure-italia
| 2015-01-17 02:35
| ローマ、ここがウマい!
2015年 01月 16日
オーブンで焼いたジャガイモに添えて食べたらさぞ濃くておいしかろうと買ってみた、マスカルポーネ&ゴルゴンゾーラチーズ。
なんかおいしくなかった。どうしよう。まだ大量にある。 おいしそうなスープのレシピを見つけたよ。 Zuppa di cipolle gratinata al gorgonzolaとなっている。要はオニオングラタンスープです。 たまたまレシピ検索をしていて見つけたこのブログ、なかなか写真もきれいでかわいい。 Pane, burro e alici http://paneburroealici.blogspot.it (パン、バター、そしてイワシ)というイタリア人によるブログです。 おいしそうなお料理は目の保養になる。私のお料理は味は良いけど盛り付けが、ね。 #
by turezure-italia
| 2015-01-16 01:51
| イタリア家庭料理
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