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2012年 06月 21日
この3月より通っていたソムリエ養成のためのワイン講座。7月から9月までバカンスに入るため(長すぎだ)来週で一時終了する。
この講座は、イタリアソムリエ協会が行っているものなので、どの州でも同じことを学ぶのだが、週ごとに授業料が違っている。ローマのあるラツィオはミラノのあるロンバルディア州よりも高く、この値段設定はどうなっているのか、と言いたくなる。場所代だろうか、ヒルトンホテルで授業もやるし、事務所もあるし。それともほかの州より多いと言う人もいる、ワインの試飲会代が実は含まれているのだろうか。謎である。 で、この不況だというのに、結構来る人が多いのが驚き。一人でいるのが嫌いなイタリア人、夫婦、恋人、友達同士で群れをなしてやって来る。で、みんな席を横一列に取りたがる。この間なんて、6,7人横並びで取ってた…。 先日私の隣には、その6人グループで一番うるさい、関取と私があだ名を付けた女の子が座った。なぜ「関取」なのかというと、態度と声が半端なく大きいから。私の中でその大きさは相撲取り級。4月のワイナリー見学では、彼女はバスのほぼ最前列に陣とっていたのに、最後尾近くの私の席まで笑い声が届いていた…。なので、関取。現在大関。横綱になる日も近い…。ま、至って気はいいんですけど、「ウチラ、仲間だし!」(女子高生か?!)というノリには辟易する。で、関取はいつも胸の大きく開いた服でやって来るのだが、先日は胸もV字に大きく開き、さらに大きめのブラジャーを付けているのかそれが少し胸から浮き気味で、半分以上胸、見えてますけれど、、というなりでで登場してきた。「半分見えてるけど大丈夫かな…?」こちらが心配になるほどだったが、関取はどこ吹く風でガハガハ笑ってた。まあ、ここはイタリアだから、と自分に言い聞かせた。 私は最近はブラジル人だけれどイタリア育ちのマリアナと、喜劇俳優チャップリンに似ているジュゼッペと気が合う。マリアナは、「イタリアは今や第三世界。ソムリエの資格を取ったらブラジルに行くつもり。経済的にもいいしね」。ジュゼッペは、弁護士になったものの、弁護士はイタリアにはあふれかえっており仕事がないし、何よりソムリエの仕事の方がやってみたかったのに自分を偽っていた、と新たに勉強を始めたんだそう。 こうしてグループで皆授業に来るので、何かとうるさい。ちょっと講師が言ったことに反応しておしゃべりというのも普通。でもワインの分析で、自ら率先して自分の分析を発表する人が多いのにも驚き。日本だったら、「間違っているかもしれないから…」と誰も発表せずにシーンとしてしまいそう。 講師陣もなかなか個性豊か。 ローマ弁でやたらに舞台がかった冗談をいうルチアーノ。このローマ弁に苦戦している。さらに言うことの半分は冗談。冗談を言うことに命を懸けているらしい。しかもそれがなかなか気が利いているのか、教室が湧くこと湧くこと。みんな大喜び。で、私はというと、ただでさえ聞き取りづらいローマ弁に加え、大袈裟な身振りを交えた冗談、そしてそれに大笑いしているイタリア人にドン引きしている。さらに、彼の冗談に右に左に引きづり回され、授業が終わることには私はヘトヘト…。それでも気力を振り絞って質問にいくと、絶対に最後に日本語で挨拶してくる。このサービス精神って一体…と半ば青ざめながら返事をして退散する私であった。 この対極にいるのが、ブロンドに髪を染めたダニエラ。見た目は魔女のよう。でも、要点を的確に押さえた説明はいつもわかりやすい。ただ、本人も厳しいし、授業の雰囲気も真面目すぎるのが、他のイタリア人たちにはちょっと面白味に欠けるよう。 この二人は、RAI1で、お昼の料理番組のワインコーナーにも出ている。 特にルチアーノの大袈裟な冗談、やたらに観客を意識したセリフ回しと物腰は、この番組に出ることで培われたと思われる。 そのほかには、ショーン・コネリーに似てなくもないおじさん講師とか。 アジアに仕事に行くことも多い醸造家の講師とか(先日私が質問にいったら、寿司だの刺身だのを連発してくれた。おかげで食べたくなってしまった)…。先日の授業では最前列のど真ん中に座った私の前で、右に左に動き回りながら授業を進めてくれて、さらに身振り手振りもイタリア人らしくすごかった。目の前で常に何かがちらついている状態というのは落ち着かないものだ。 ダニエラ以外は、皆、やたらに楽しそう。「楽しそうでいいですね~」と嫌みの一つも言いたくなるような様子で、授業を進めてくれる。ダニエラは、顔は笑っていても目は笑っておらず、ちょっと近づきがたい感じ。 そんなこんなで、ワイン醸造に関する特殊な用語に四苦八苦しながらも、楽しく過ごした4か月。次のレベルでも色々なことが学べると思うと楽しみ。だけど、やっぱりバカンス長すぎませんか~??
by turezure-italia
| 2012-06-21 17:07
| イタリア生活
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