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2013年 01月 08日
いやー、この土曜日にやっと夢を見た。いや、きっと毎日見ているんだろうが、覚えてなくって。土曜日は一度起きてからまた寝たら、二度寝の時にやっとはっきりと夢を見た。なんと、座敷童が出てきたよ!おかっぱ頭に着物姿で、でも顔は外国人の血も混じっているらしく、睫毛が長く目も大きかった。彼は自分で「座敷童だよ」と言ったわけじゃないけど、私の勝手な解釈で、座敷童ということにした。やった、これは吉夢!いい年になるといいなあ。
コンドッティ通りもバーゲンの季節がやってきた…。すごいよ、朝からグッチ、モンクレールに行列だ。観光客だけでなく、イタリア人も多いように感じた。というわけで、今週の土曜は朝からものすごい人出。 そんな中、老舗宝飾店「Angeletti」(アンジェレッティ)の麗人オルガに会っちゃった。やった!ひょんなことから知り合いになって挨拶するようになったオルガ。何でも恋人がローマに住んでいるものだから、彼を追ってロシアからやって来たんだと。「あら、じゃあその髪は本当の金髪なんだ~綺麗だね~!(だって染めているイタリア人女性って多いから)」と私が言うと、「黄色すぎちゃって、全然よ」と謙遜していた。こんなにピンクのアイシャドーが似合う人がいるのね~、と私はいつも感心している。で、オルガのすごいところは、美人なだけでなく、それを全くひけらかさなくてとっても感じがいいところ! いつも少女マンガのように花、しかも大輪の薔薇をしょって登場するオルガである。 で、今日の目玉は、「コンドッティ通りですごい人に遭遇した!」。 コンドッティ通りのお楽しみといえば、ファッションチェック。ちょっと、あのコートいいじゃない?とか、あのブーツいいじゃない?なんてファッションチェックしながら通りを行き交う人々を見るのは楽しいものである。素敵な靴を履いているシニョーラがいたら、友達と一緒にどこで買ったか聞いちゃったりして。 いやー、やはり女性はね、自分が身に付けているものを褒められるのは無条件に嬉しいものなんだね。「いやー、素敵ですね。どちらでお買いになったんですか?」と聞くと、物凄く嬉しそうに「これは、〇〇で買ったもので…」と教えてくれる。 で、この土曜日もファッションチェックしていたのだが、淡いグレーベージュの膝丈くらいのコートに、紫色のつば付き帽子をきっちりとかぶった年配のご婦人がいた。色合い的に非常に素敵だったので、目を凝らしてどこの国の人か見極めようとした。 そのご婦人、私がちょうど立っていた「A Testoni」のショーウィンドウにどんどん近づいてくる。私は眼鏡をかけていなかったので、よく見ようとジーっとご婦人を見ていたら、彼女と目が合った。 「え、日本人?」 しかし、彼女の顔立ちよりもその目付きの鋭さに目が離せない。しかも彼女、私の視線をまともに受け止め、視線をそらせようともしない。 まさにお互いに「のこった、のこった」的に張り手をしている状況。 その視線が私に目がけてどんどん近付いてくる。まさに私は土俵際に追い詰められている感じ。緊迫した状況。これは視線をそらせたら負けだ…! 視線での相撲合戦も、彼女がショーウィンドウにたどりついた時点で終わった。まさに目で戦った感じ。戦いの後にはどっと疲れを感じた。たった数秒の出来事のはずなのに、随分長く感じられた。 「なんだ、あのお婆さん?すごい形相だった。おっかない人なんだろうなあ…」。「只者じゃないぞ。ずっとこちらに住んでいる人なんだろうな、日本人離れしている」。だって日本人ってまともに視線を合わすのためらう国民性があると思うから。とにかく、私は疲れ果て、しばらく私はその場を動けない状態だった。(←大袈裟(笑) 話は変わって昨日、私が楽しみに読んでいるモデナ在住amoreさんのブログのコメント欄で、古代ローマに関して多数の著作を発表しているS女史の目撃情報が寄せられていた。「般若が毛皮を着た感じ」。 そこでピンと来た!もしかして、あのご婦人。あの目付きや顔付き、般若に似てなくもない。 早速インターネットで画像検索してみると、その画像よりお年を召された感じではあったが、その写真に例の帽子をかぶせたら、と想像し、さらにその目を注意して見てみると、どうやらS女史のよう。 いやー、ローマにお住まいだとは聞いていたけれど。何より、そのものすごい眼力に驚嘆した。あの数々の著作もあの眼力のたまものなのだろう。いやはや、私の眼力など足元にも及ばぬ。 コンドッティ通りでの視線での戦い。きっと忘れることはないだろう。あれだけの視線の持ち主にも、そうそう会うことはないだろう。
by turezure-italia
| 2013-01-08 07:51
| イタリア生活
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